パソコンの電源ユニットは経年劣化するってマジ?長く使う3つのコツ

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

パソコンの電源ユニットは、だんだんと経年劣化するって知ってましたか?
故障の原因にもなるので、注意が必要なところです。

とはいえ、パーツの選び方・使い方を工夫すれば、長く使うことも可能です。

この記事では、電源ユニットの経年劣化と、長く使う3つのコツについて説明します。

なぜ経年劣化してしまうのか?
どうやって長く使えばいいのか?

ここから詳しく解説していきます。

電源ユニットの経年劣化とは?

電源ユニットの経年劣化とは、長く使うことで問題が発生する現象です。
経年劣化によって、以下のような不具合が起こる可能性があります。

  • 電力の供給量が低下する
  • パソコンが再起動を繰り返す
  • パソコンが起動しなくなる

経年劣化が進むほど、不具合の症状は深刻になります。

電源ユニットの経年劣化はなぜ起こるのか?

経年劣化が起こる原因は、多くの場合は部品の劣化です。
具体的には、「コンデンサ」と呼ばれる部品が劣化していきます。

コンデンサと呼ばれる部品 劣化すると筒状の上部が割れる

コンデンサが劣化しすぎると、最終的には筒状のところが破裂します。
部品が破裂したら、その電源ユニットは正常な動作が難しくなるでしょう。

また、コンデンサが破裂しなくても、それぞれの部品は少しずつ劣化していきます。
劣化していく過程でも、電力の供給が徐々に不安定になっていきます。

たとえば、600Wの電源ユニットであっても、500Wしか電力を供給しなくなることもあり得ます。
パソコンが頻繁にシャットダウンを繰り返すようであれば、電源を疑ってみることも必要です。

電源ユニットを長く使う3つのコツ

それでは、どうやって電源ユニットを長く使えばいいのかお伝えしますね。

  1. 必要なワット数の2倍の容量にする
  2. 品質の良い電源ユニットを選ぶ
  3. 頻繁にオンオフしすぎない

【1】必要なワット数の2倍の容量にする

電源ユニットは、必要なワット数の2倍の容量で使うことで寿命が長くなります。
寿命が延びるだけでなく変換効率も良くなるので一石二鳥です。

容量の限界ギリギリで使用した場合は、変換効率が悪く、電源の寿命も短いです。
なので、電源容量シミュレーターでも2倍の容量がオススメされるようになっています。

電源容量シミュレーター

【ドスパラ】電源容量シミュレーターはこちら

【2】品質の良い電源ユニットを選ぶ

電源ユニット

電源ユニット自体の品質も、長く使えるかどうかに関わってきます。
見ておきたい部品は、やはりコンデンサです。

電源ユニットに使われている部品には、85℃コンデンサ・105℃コンデンサがあります。
その中でも、日本製の105℃コンデンサが特に耐久性が高いです。

長寿命の電源ユニットを求めるなら、コンデンサの質は必ずチェックしておきましょう。
多少は高価でも、日本製105℃コンデンサを使用している製品がオススメです。

【3】PCを頻繁にオンオフしすぎない

電源ボタン

電源ユニットに一番負担がかかるのは、パソコンの電源を入れる時です。
コンセントから一気に電流が流れ込むので、パーツへの負担が大きくなります。

PCの動作が安定すれば、電源を入れる瞬間よりも負担はグッと少なくなります。
なので、オンオフの回数を減らすことで、電源ユニットの劣化を抑えることができます。

極端に言えば、パソコンを使わなければ電源ユニットを消耗することはありません。
ただそれだと意味がないので、できるだけ電源オンオフの回数を減らすのがオススメです。

【まとめ】電源ユニットの選び方・使い方で寿命は変わる

自作PCにおいては、電源ユニットは意外と見落としがちなパーツです。
予算を低く見積もってしまうこともありますが、僕としてはオススメしません。

その理由は、ここで説明したとおりです。

パソコンにとっての電力とは、人間にとっての血液です。
そして、電源ユニットは血液を送り出す心臓の役割を持っています。

電源ユニットの品質を落とすということは、心臓の質を落とすということです。
なので、できるだけあなたのパソコンに合わせて良いパーツを選んで欲しいと僕は思ってます。

あなたのパソコンの構成によって、最適な電源ユニットは異なります。
ここでお伝えした「日本製105℃コンデンサ」のほかにも、選び方には3つのポイントがあります。

別記事でくわしく解説しているので、興味があれば見てみてはどうでしょうか?