クイックフォーマットと通常フォーマットの違いとは?選び方も解説!

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

HDD・SSDなどをフォーマットするとき、クイックフォーマットを選ぶことができます。
通常フォーマットとは、どんな違いがあるのでしょうか?

ここでは、クイック・通常フォーマットの違いと、どちらを選べばいいか解説しています。

なんとなくフォーマットに不安を感じていた方も、違いが分かれば安心です。
どちらを選べばいいのか迷わなくなるので、サクッと覚えておきませんか?

クイックフォーマットと通常フォーマットの違い

さて、HDD・SSDなどをフォーマットするとき、クイックフォーマットという項目があります。

クイックフォーマット

チェックの有無を選ぶことができて、デフォルトではチェックありです。
この状態だと、クイックフォーマットが行われます。

チェックを外した場合は、通常フォーマットとなります。
クイックフォーマットと比べると、完了までかなり遅いです。

では2つにどんな違いがあるのかというと、フォーマットする方法が異なります。

クイックフォーマット
ドライブのファイルを削除するのみ
通常フォーマット
ドライブ内の全領域にゼロを書き込む(ゼロフィル)

クイックフォーマットは、ファイルを削除するのみです。
なので速度が速いかわりに、完全消去はされません。

通常フォーマットは、いわゆるゼロフィルという方法が使われます。
記憶領域すべてにゼロを書き込むので、その分だけ時間がかかります。

クイックフォーマットとの違いは、ファイルが完全に削除されることです。
また、ディスク内の不良セクタにも効果が見込めます。

それぞれの特徴をまとめると、こんな感じです。

クイックフォーマットの特徴
速度が圧倒的に速く、効率が良い
ファイルは完全に削除されない
実用上はまったく問題なし
通常フォーマットの特徴
速度がかなり遅く、効率が悪い
ファイルが完全に削除される
不良セクタにも効果がある

このような特徴があるので、基本的にはクイックフォーマットで十分です。
その方がずっと効率が良いですし、Windowsからはファイルも見えなくなります。

通常フォーマットを選ぶのは、何か理由があるときだけで大丈夫です。
例えば、ファイルを完全削除したい、不良セクタを改善したいという場合です。

理由もなく通常フォーマットを選ぶと、時間がかかりすぎて効率が悪くなります。
なので、なぜ通常フォーマットをやる必要があるのか?考えてみることが大事です。

よく考えてみたら、「クイックフォーマットで問題なかった」ということも多いと思いますよ。

【まとめ】基本的にクイックフォーマットを選べばOK!

ドライブ内をスッキリさせたいなら、基本的にクイックフォーマットを選べばOKです。

通常フォーマットは、クイックフォーマットと比べるとあまりにも時間がかかります。
時間に余裕があって、ファイル完全削除・不良セクタ改善をしたい時だけ選びましょう。

クイックフォーマットでファイルを削除すれば、空き容量はちゃんと確保されます。
ファイルを完全削除しなくても、ドライブ自体は問題なく使用できます。

なので、空き容量を確保するという目的ならクイックフォーマットがおすすめです。

クイック・通常フォーマットには、どちらにも特徴があります。
2つを比較しながら、あなたの目的に合ったやり方を試してみてはいかがでしょうか?