【レビュー】Wraith Prism Coolerの性能は?Ryzen 7 3700Xで使ってみた!

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

Ryzen 7シリーズには、Wraith Prism Cooler(レイス プリズム クーラー)が付属しています。

CPU付属のクーラーって、なんとなく性能が低いイメージがありませんか?
しかしこのWraith Prism Cooler、実はすごい性能を持っているのです。

この記事では、Wraith Prism Coolerを1年間使ってみて、僕が感じたことを紹介しています。

ちなみに、僕が使っているCPUは「AMD Ryzen 7 3700X」です。
かなりコスパが良いと評判で、僕もすごく重宝しています。

Wraith Prism CoolerとRyzen 7 3700X、どんな性能なのかチェックしてみませんか?

定格では夏・冬どちらも全く問題なし

結論からお伝えすると、Ryzen 7 3700Xを定格で運用するなら全く問題ないです。
夏でも冬でも、十分すぎるくらいよく冷えます。

リテールクーラーと思えないくらいよく冷える!

部屋でエアコンをかけていれば、夏場でも熱暴走することは少ないでしょう。
ちなみに僕の場合は、夏は28度でエアコンの温度を設定してます。

たとえ高負荷でエンコードしても、しっかり冷却されています。
リテールクーラーとは思えないくらい優秀です。

定格で普段使いするなら、Wraith Prism Coolerで十分に満足できるでしょう。

CPUをオーバークロックして定格以上で常用するのは、かなりのギークだと思います。
ギークな方であれば、リテールクーラーは最初から検討しないはずです。

定格でCPUクーラーを買い替えるのはどんな時?

定格でCPUクーラーを買い替える理由としては、「がっつり静音化したい」という場合です。
Wraith Prism Coolerは静かな部類だと思いますが、静音性は虎徹などの方が優れています。

ある程度の出費となりますが、静音性に定評のあるCPUクーラーなら買い替える価値ありです。

とはいえ、静音化するならPCケース・ケースファンなどの検討も必要です。
もし全体を通して静音化することがなければ、Wraith Prism Coolerで問題ないでしょう。

グリスは塗りなおすのがオススメ!3つの理由とは?

Wraith Prism Coolerには、最初からグリスが塗られています。
しかし、ぼく個人としてはグリスは塗りなおすのがオススメです。

その理由として、以下の3つがあります。

  • 付属のグリスは量が多すぎる
  • 付属のグリスは粘度が高い(CPUがスッポンする危険性がある)
  • 新しいグリスを塗るだけで、さらに冷えやすくなる

リストを見てもらうとわかるとおり、付属のグリスはデメリットが多いです。
「量が多すぎ・粘度が高い・冷えにくい」といった感じなので、あまりオススメできません。

そしてAMD特有の現象、CPUのスッポンがあります。
数万円のCPUが一瞬で壊れることもあるので、できるだけ避けたい現象です。

これらのデメリットは、新しいグリスを塗りなおすだけで解決できます。
僕が使っているのは、「GC-EXTREME-1GRAM」というグリスです。

安くて量もちょうどいいし、良く冷えるうえに固着しにくいです。
注射器タイプなので、いわゆる「うんこ盛り」も簡単です(笑)

グリスのうんこ盛り

ワンコイン以下で買えるので、お試しで使ってみても良さそうです。

【まとめ】Wraith Prism Coolerの性能は十分すぎる

CPU付属クーラーにしては、Wraith Prism Coolerはかなり優秀です。

僕は以前のPC構成では、「虎徹」というクーラーを使っていました。
さすがに虎徹は、静かで冷却性能も高いです。

Wraith Prism Coolerは虎徹より少しだけ劣りますが、十分に冷えるし、そこまで騒音もありません。
そして何より、イルミネーションがキレイです。

もし最新版の虎徹 Mark IIを買うとしたら、4,000円弱の出費になります。

Ryzen 7シリーズのCPUなら、Wraith Prism Coolerが付属しています。
4,000円弱の出費を抑えられて、見た目・性能が良いクーラーを使えるのは、すごく嬉しいですね!

もしAMD Ryzen 7シリーズを検討していたら、CPU付属クーラーを使ってみてはどうでしょうか?
実際に使ってみれば、ビックリするくらい快適かもしれませんよ!