こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。
CPUには、マルチコア・シングルコアの2種類があります。
マルチコアはよく聞くかと思いますが、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
ここではマルチコアのメリット・デメリットからシングルコアとの違いまで紹介しています。
コアによる違いを知って、あなたにベストなCPUを選んでみませんか?
マルチコアのメリット・デメリット
まずは、マルチコアのメリット・デメリットからまとめて紹介します。
- マルチコアのメリット
- 並列処理の性能が上がる
- パソコン全体のパフォーマンスが上がる
- 各種作業の時間短縮につながる
- マルチコアのデメリット
- 価格が高くなる
- 消費電力が多くなる
- 高性能すぎてもオーバースペックになる
- 注意点
- 並列処理の性能は上がるが、コア単体の性能は大きく変わらない
このように、CPUの性能を上げるためにマルチコアが採用されています。
シングルコアの時代では、クロック数を上げることで性能を向上させていました。
しかしクロック数を上げることが難しくなってきたことから、マルチコアが採用されています。
マルチコアでは、コアのクロック周波数はシングルコアと大きく変わりません。
しかしコア(CPUの頭脳)が増えることで、並列処理の性能がグッと引き上げられました。
マルチスレッドに対応しているソフトであれば、並列処理による速度アップが期待できます。
ちなみに、OS(Windows)はすでにマルチスレッドに対応しています。
ソフトウェアごとの違いはありますが、コア数が増えて困ることは少ないでしょう。
【一覧表あり】シングルコア・マルチコアの違い
ここまで、マルチコアの特徴について紹介してきました。
それでは、シングルコア・マルチコアの2つにはどんな違いがあるでしょうか?
それぞれの違いを一覧表でまとめました。
シングルコア | マルチコア | |
---|---|---|
コア数 | 1つ | 複数 |
並列処理 | △ | 〇 |
消費電力 | 小さい | 大きい |
価格 | 安い | 高い |
オススメ度 | △ | ◎ |
マルチコアのほうが、性能・消費電力・価格など高くなりがちです。
現在のパソコンは、マルチコアのCPUが採用されていることがほとんどです。
時代の流れを見ても、シングルコアは性能的にかなり厳しいといえるでしょう。
ちなみに、コア数が多いほどマルチコアの特性が強くなります。
つまり並列処理の性能が上がり、消費電力は大きくなり、価格も高くなりやすいということです。
コア数によっていろいろなCPUの呼び方があるので、リストでまとめて紹介します。
- コア数:2 → デュアルコア
- コア数:4 → クアッドコア
- コア数:6 → ヘキサコア
- コア数:8 → オクタコア
- コア数:10 → デカコア
- コア数:12 → ドデカコア
- コア数:14 → ヘキサデカコア
現在はデュアルコア~オクタコアのCPUが使われる傾向が多いです。
ミドルレンジではクアッドコア、ハイクラスではオクタコアをよく見かけます。
僕が使っている「Ryzen 7 3700X」はオクタコアが採用されています。
それなりにハイクラスのCPUといえるでしょう。
デュアルコアはあまり見かけなくなってきて、ローエンドのCPUに採用されています。
たとえば、インテルのCeleronシリーズはデュアルコアで構成されることが多いです。
【まとめ】現在の主流はマルチコア
ここまでの内容をまとめると、現在の主流はマルチコアとなっています。
シングルコアはほとんど見かけなくなりました。
マルチコアとシングルコアには、それぞれメリット・デメリットがあります。
しかし、時代の流れとしてはコア数がどんどん増えていく傾向が強いです。
ハイエンドクラスだと、64コアのCPUも存在します。
さすがに一般的な用途だとオーバースペックですが、圧倒的な処理性能を発揮できます。
それだけに、消費電力・発熱量・価格も跳ね上がります。
用途によって最適なコア数は変わるので、バランスをとってCPUを選ぶ必要があるでしょう。
いずれにしても、CPUの性能を上げるためにはマルチコアは必須です。
シングルコアとの違いを知って、いろんなCPUをうまく使い分けていきたいですね!