【OBS】マイクの音質が劇的に向上!音声フィルターを設定する方法まとめ

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

あなたはOBSやSLOBSを使っていて、マイクの音質が悪いと感じたことはありませんか?
マイク自体の品質も関係ありますが、ソフトの機能で音質を改善することもできますよ!

ここでは、OBS・SLOBSの音声フィルターを設定して、マイク音質を向上させる方法を紹介します。

お金をかけずに設定できるし、思っている以上に効果的です。
音割れ・雑音の対策にもなるので、今すぐやってみましょう!

OBS・SLOBSでマイクの音質を上げる方法とは?

OBS・SLOBSでマイクの音質を上げるには、音声フィルターを使用します。
ソフトにもともと備わっている機能なので、誰でも無料で使うことができます。

いろんなフィルターがありますが、ここではライブ配信に特化した設定を紹介します。
この記事のとおりに設定するだけで、あなたの声もグッと聞きやすくなりますよ!

音声フィルターを設定する方法3ステップ

それではさっそく設定を始めていきましょう!
たった3ステップなので、やろうと思えばすぐ終わります。

  1. 音声フィルターの設定画面を開く
  2. 音声フィルターを追加する
  3. 適用する設定・順番を最適化する

この記事では、僕がメインで使用しているSLOBS(Streamlabs OBS)で説明していきます。
OBSもまったく同じ設定なので、記事どおりにやってみてくださいね。

【1】音声フィルターの設定画面を開く

まずはメイン画面を開きます。

Streamlabs OBSのメイン画面

見慣れた配信の画面ですよね。

右下に、音関連の「ミキサー」が表示されています。
「ミキサー」の中にある「mic(マイク)項目の歯車」アイコンをクリックします。

マイク項目の歯車をクリック

メニューが表示されるので、「フィルター」をクリックします。

「フィルター」をクリック

これで、マイク用のフィルター設定画面が開きます。

【2】音声フィルターを追加する

フィルターの設定画面で、「+」アイコンをクリックします。

「+」をクリックする

「ソースフィルターの追加」が開くので、各フィルターを追加していきます。

各フィルターを追加していく

ここで追加するのは、以下の4つのフィルターです。

  • ノイズ抑制
  • ゲイン
  • ノイズゲート
  • コンプレッサー

フィルターを選択して、右下の「完了」を押せばOKです。
1つずつ追加していきましょう。

【3】適用する設定・順番を最適化する

4つすべて追加したら、適用する設定・順番を最適化します。
1つずつ設定していきましょう。

ノイズ抑制

まずはノイズ抑制から設定していきます。
この設定では、文字どおりマイクのノイズを抑制します。

抑制レベル(dB)
「-5」に設定

ノイズ抑制

ゲイン

次にゲインを設定します。
マイク音量を調整するための設定です。

ゲイン(dB)
「5」に設定

ゲイン

ノイズゲート

次にノイズゲートの設定をします。
簡単に説明すると、キーボードなどの小さな音を入力しないようにする設定です。

閉鎖閾値(dB)
「-32」に設定
一度入力された音が、この数値以下になったら録音停止
開放閾値(dB)
「-26」に設定
この数値以上になったら録音開始
動作開始時間(ミリ秒)
「25」に設定
動作するまでの時間
保持時間(ミリ秒)
「200」に設定
動作を保持する時間
解除時間(ミリ秒)
「150」に設定
解除されるまでの時間

ノイズゲート

コンプレッサー

最後はコンプレッサーの設定です。
簡単に説明すると、音割れを防止する設定のことです。

比率(X:1)
「10」に設定
音量を小さくする比率
閾値(dB)
「-18」に設定
この数値以上になったら有効化
アタックタイム(ms)
「6」に設定
動作するまでの時間
リリースタイム(ms)
「60」に設定
停止するまでの時間
出力ゲイン
「0」に設定
音量を調整する
サイドチェーン/ダッキングソース
「なし」に設定
エフェクトのオンオフ等を設定

コンプレッサー

設定ができたら、各フィルターの順番をチェックしましょう。
4つのフィルターは、ドラッグ&ドロップで以下の順番に並び替えてください。

  1. ノイズ抑制
  2. ゲイン
  3. ノイズゲート
  4. コンプレッサー

この順番になっていることを確認したら、右下の「完了」をクリックします。

これで設定・順番の最適化もすべて完了です!
お疲れ様でした!

音質はどのくらい向上してる?【マイクテストの方法】

フィルターの設定が終わったら、マイクテストをやってみましょう。

テストのやり方として、動画を保存する方法があります。
動画を保存するだけなら、ライブ配信しなくても大丈夫です。

やり方は簡単で、OBS(SLOBS)のメイン画面にある「REC」ボタンを押せばOKです。
使うソフトによっては、「録画開始」というボタンの場合もあります。

「REC」を押せば、動画として保存できる

録画しながら、マイクに向かっていろいろとしゃべってみましょう!
たとえば、以下のような感じでテストします。

  • ぼそぼそと話す
  • 普通に話す
  • 大きな(驚いた)声を出す
  • キーボードを操作してみる
  • 息を吹きかけてみる

録画できたら、保存された動画を見ながら音声チェックしていきます。
マイク音声に、音割れ・雑音が少なければ、フィルターがうまく適用されています。

ただ、ほんの少しだけ雑音が入ったりするのは許容範囲です。
というのも、配信中はゲーム音なども入るので、ほとんど気にならなくなるからです。

【まとめ】聞きやすい配信のためにフィルターは必須!

音声フィルターは、一度設定してしまえばずっと使い続けることができます。
なので、最初だけしっかりと設定~チェックまでやってしまいましょう!

ここで紹介した設定は、僕が試してみてうまく動作した内容です。
もしこのままで問題なければ、そのまま配信してみましょう!

また、あなたの環境にあわせて、少しずつカスタマイズしてみるのもいいと思います。
たとえば、以下のような感じです。

マイク音量をもっと上げたい
ゲインを調整
キーボードの音を拾ってしまう
ノイズゲートを調整

なんとなく内容をわかっていれば、調整もだいぶラクになります。
マイクテストしながら、あなただけのベストな設定を探してみてはいかがでしょうか?