CPUのTDPとは?性能・消費電力の関係からクーラーの選び方まで紹介!

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

CPUのことを調べていると、TDPという単語を見かけることがあります。
W(ワット)で表記されていますが、消費電力と違いはあるのでしょうか?

ここでは、TDPとはなにか?性能・消費電力の関係からクーラーの選び方まで紹介します。

TDPのことがわかれば、消費電力の計算・CPUクーラーを選ぶときの目安になります。
ここで単語の意味を覚えて、自作するときに活用しましょう!

CPUのTDPとは?

CPUのTDPとは、熱設計電力のことです。

単位はW(ワット)で表記されていて、定格で使用した際の消費電力の目安になります。
また、TDPの数値が高いほど、CPUから放熱されやすいということです。

TDPが低い
消費電力が小さい
放熱量が小さい
TDPが高い
消費電力が大きい
放熱量が大きい

つまり、TDPが高いCPUを使う場合は、電源ユニットの容量に余裕を持たせる必要があります。
また、CPUクーラーも高性能にしなければ熱暴走の危険性が出てきます。

【事例】Intel Core i7 10700Kの場合

Intel Core i7 10700Kを例として、TDPをチェックしてみましょう。

Intel 公式サイトによると、Core i7 10700KのTDPは125Wとなっています。

この数値は、CPUの中ではそれなりに高いほうです。
実際に比較してみると、平均的なCPUであればTDPは100Wを下回っています。

Core i7 10700Kは消費電力が比較的大きく、放熱しやすいCPUといえます。
なので、電源ユニットは125WのCPUが動作できる容量を確保する必要があります。

また、TDPが100Wを上回っているので、CPUクーラーにも配慮が必要です。
オーソドックスな虎徹 Mark IIでも良いですが、余裕を持たせるなら無限五がオススメです。

このように、TDPを目安にして電源ユニット・CPUクーラーを選定していきます。
もしTDPが100Wを下回っているなら、虎徹 Mark IIでもしっかり冷却してくれるでしょう。

CPUの性能が高いほどTDPも高くなる

CPUの構造・設計にもよりますが、基本的に性能が高いほどTDPも高くなる傾向があります。
同世代のCPUであれば、高性能=TDPが高いと覚えておきましょう。

プロセスルールによるTDPの変化

ちなみに、性能が上がってTDPが下がるということも起こります。
それは、プロセスルールが微細化されたときです。

とはいっても、プロセスルールはそこまで頻繁に変わるわけではありません。
なんとなく覚えておくくらいでも大丈夫です。

【まとめ】TDPを目安にして電源ユニット・CPUクーラーを選ぼう

TDPの意味を知っておけば、電源ユニット・CPUクーラーを選ぶときに役立ちます。
特にCPUクーラーを選ぶときは、どのくらいの性能が必要か判断しやすいです。

ハイエンドCPUをチェックすると、明らかにTDPが高いことがわかります。

これはつまり、消費電力が大きく、放熱量も大きいということです。
大容量の電源ユニット、高性能なCPUクーラーが必要だとわかりますよね。

数値の目安を大きく3つに分類してまとめました。

  • 50~100Wくらい→平均的
  • 100W以上→やや高め
  • 200W以上→ハイエンド

TDPが50~100Wくらいであれば、平均的な数値といえます。
100Wを超えていれば、TDPはやや高めです。

もし200Wを超えているなら、相当な消費電力・放熱量となります。
ハイエンドCPUだと、このくらいの数値になっていることも多いです。

あなたがCPUを選ぶときは、性能と一緒にTDPもチェックしておきましょう!
もし数値が高めであれば、TDPに合わせてパーツ選定することをオススメします。

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