WordPressの記事でコードをわかりやすく表示する方法【Prism.js】

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

WordPressでコードを表示するとき、見やすいデザインにしたくないですか?
そんな時は、コードのシンタックスハイライトが便利です。

まるでコーディング画面のように、コードを色分けして表示してくれます。

いろんな機能やプラグインがありますが、動作が重いものも実は多いです。
そこでおすすめしたいのが、Prism.jsというJavascriptライブラリです。

動作が軽いうえに、いろんなデザインが用意されています。
カスタマイズ性も高いので、お好みの使い方ができますよ。

Prism.jsでコードをわかりやすく表示する方法

まずは、Prism.jsを使ったサンプルコードをお見せしますね。

<!-- サンプルコード -->
<p>こんにちは</p>

こんな感じで表示されます。
ほかにもテーマが用意されていて、好きなデザインを選んで実装できます。

というわけで、ここから実装する方法を見ていきましょう!

  1. Prism.jsのダウンロード
  2. Prism.jsの導入
  3. 基本的な使い方

【1】Prism.jsのダウンロード

Prism.jsは、無料のjavascriptライブラリです。
なので、実装するためには公式サイトからjavascript・CSSの2つのファイルをダウンロードします。

Prism.js

【Prism.js】公式サイトはこちら

ファイルをダウンロードする前に、公式サイトで以下の3つを順番に選択します。

Themes
コードボックスのテーマ(見た目)
Languages
ハイライトする言語
Plugins
コードボックスの追加機能

テーマを選ぶ

公式サイトに移動したら、右側にある丸いアイコンからテーマを選んでみましょう。

丸いアイコンからテーマを選ぶ

すると、下のコードブロックに選んだテーマが適用されます。

選んだテーマが適用される

テーマを決めたら、右上のDOWNLOADをクリックします。

DOWNLOADをクリック

次の画面で、選んだテーマが選択されていることが確認できます。
変更したい場合は、別のテーマをクリックすればOKです。

テーマを選ぶ

言語を選ぶ

テーマを選んだら、次は表示できる言語を選択します。
すべて選ぶこともできますが、必要な言語だけを選べばサイズを削減できます。

言語を選ぶ

僕の場合は、以下の言語を選択しました。

  • Markup + HTML + XML + SVG + MathML + SSML + Atom + RSS
  • CSS
  • C-like
  • JavaScript
  • PHP(Markup templatingも同時選択)

プラグインを選ぶ

言語を選択したら、最後にプラグインを選択します。

プラグインを選ぶ

プラグインとは、シンタックスハイライトをもっと便利にする機能のことです。
人気のプラグインは、以下の5つです。

Line Highlight
指定した行をハイライト表示できる
Line Numbers
行番号を表示できる
Show Language
コードボックスの言語名を表示できる
Toolbar
コードボックス上にツールバーを表示できる
Copy to Clipboard Button(Toolbarも同時選択)
コードボックスに「Copy」ボタンを表示できる

僕の場合は、この5つのうちShow Language以外をすべて選択しました。

javascript・CSSをダウンロードする

ここまで選択したら、DOWNLOADボタンからjavascript・CSSをダウンロードします。

javascript・CSSをダウンロードする

これでPrism.jsの準備ができました。
いよいよ導入を進めていきましょう!

【2】Prism.jsの導入

Prism.jsの導入はすごく簡単で、ダウンロードしたJS・CSSファイルをサイト上で読み込むだけです。
簡単な作業なので、5分くらいでサクッと終わりますよ。

JS・CSSファイルをアップロードする

まずはダウンロードしたJS・CSSファイルをサーバーにアップロードしましょう。
おすすめのFTPソフトは「Filezilla」です。

WordPressであれば、あなたが使っているテーマフォルダ内にprismjsフォルダを作っておきます。
prismjsフォルダに、JS・CSSファイルをアップロードすればOKです。

サイト上のheadタグ内でJS・CSSを読み込む

ファイルをアップロードしたら、サイト上のheadタグ内でJS・CSSを読み込みます。

WordPressのテーマによっては、headタグ内にコードを埋め込む機能があります。
その機能が使えるなら、実装はさらに簡単です。

以下のようなコードを、head内に追記すればOKです。
ドメイン(sample.com)・テーマ(themes_name)は、あなたの環境に合わせて変更しましょう。

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="https://sample.com/wp-content/themes/themes_name/prismjs/prism.css" media="all" />
<script type="text/javascript" src="https://sample.com/wp-content/themes/themes_name/prismjs/prism.js"></script>

【3】基本的な使い方

各ファイルをアップロードできたら、Prism.jsのセットアップは完了です!
今すぐシンタックスハイライトを使うことができます。

基本的な使い方としては、以下のテンプレートを使用します。

<pre class="line-numbers"><code class="language-markup">
<!-- ここに表示したいコードを入力 -->
</code></pre>

このコードの中に、あなたが表示したいソースコードを入力します。

ただし、ソースコードをそのまま入力すると、タグの表記にエラーが発生する可能性があります。
なので、特殊文字変換ツールを使って変換しておきましょう。

【HTML特殊文字変換】ツールはこちら

変換できたら、先ほどのcodeタグ内に入力します。

ちなみに、pre・codeタグを毎回入力するのはちょっと面倒だと思います。
そこで便利なのが、「AddQuicktag」というプラグインです。

AddQuicktagにコードを登録しておけば、ボタン1つで呼び出すことができます。

【まとめ】軽量で使いやすいシンタックスハイライトを導入しよう

Prism.jsは、シンタックスハイライトと呼ばれるツールの中でも特に軽量です。

ワードプレスのプラグインと比べると、圧倒的に動作が軽くなっています。
それでいてデザイン・カスタマイズ性能が高く、非常に優秀なライブラリです。

たった10分くらいで導入できるので、ひと手間かかるのも最初だけです。
あとはPrism.js用のテンプレートを用意して、その中にソースコードを書くだけで使えます。

セットアップさえしておけば、あとはWordPressプラグイン並の手軽さです。
簡単に導入できるので、試しに使ってみてはどうでしょうか?