こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。
CPUの中には、「コア」というものが入っています。
性能を判断するためには、コア数・スレッド数・クロック数を知っておく必要もあります。
ここでは、CPUのコアとは?コア数・スレッド数・クロック数について解説しています。
CPUのスペックを実際に見ながら、僕と一緒に性能をチェックしていきましょう!
性能さえわかってしまえば、あなたのCPUを他のCPUと比較することも可能です。
まずはサクッとCPUのことについて知っておきませんか?
CPUの「コア」とは?
CPUのコアとは、処理作業を行う中核のことです。
なのでコアの部分こそ、CPUにとって最も大切だといえます。
シングルコアは、コアが1つだけのCPUです。
最近はほとんど見かけなくなってきたタイプですね。
マルチコアとは、複数のコアが入っているCPUのことです。
入っているコアの数によって、呼び方は異なります。
- コア数:2 → デュアルコア
- コア数:4 → クアッドコア
- コア数:6 → ヘキサコア
- コア数:8 → オクタコア
- コア数:10 → デカコア
- コア数:12 → ドデカコア
- コア数:14 → ヘキサデカコア
現在よく見かけるのは、デュアルコア~オクタコアあたりですね。
高性能なCPUだと、オクタコアを採用されていることが多いです。
ハイエンドCPUだと、この枠組みを超えて64コアとかあるよ。
さすがに64コアは一般的ではないので、CPUの価格も桁一つ違います。
ちなみにデカコアのデカ(deca)はギリシア語由来で「10」を意味するそうです。
でかいコアだと思ったー。
僕も一瞬そう思ったよ。
CPUのコア数・スレッド数・クロック数について
CPUの性能を判断するためには、コア数・スレッド数・クロック数を知る必要があります。
この3つはCPUのスペックの基本となるので、ぜひ覚えておきたいところです。
それぞれの違い・特徴をわかりやすく一覧でまとめました!
- コア数
- CPUに入っているコアの数
- コア数が増える=CPUの頭脳が増える
- コア数が多いほど並列処理に優れる
- スレッド数
- コアが処理できる作業の数
- スレッド数が増える=同時にできる作業の数が増える
- スレッド数が多いほど同時作業に優れる
- クロック数(周波数)
- CPUの処理速度を表す
- クロック数が高い=処理速度が速い
- クロック数が高いほど、作業スピードが上がる
シンプルに考えれば、コア数・スレッド数・クロック数が高ければ、CPUの性能も高いといえます。
ただ、最初に紹介した「Ryzen Threadripper」のように、50万円くらいのCPUも存在します。
なので、性能だけでなく価格のバランスも考える必要があるでしょう。
また、CPUの性能が高くても、その性能を使い切る用途がなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
あなたが求める用途に合わせて、CPUのバランスを取ってあげるのが良い選び方だと思います。
コア数・スレッド数の違いとは?
コア数・スレッド数の2つは、違いがちょっとわかりづらいかもしれません。
そこで、2つの違いをわかりやすく説明します。
コア数が増えるのは、CPUの頭脳が増えるイメージです。
なので、並列処理してもコアへの負荷は大きくなりにくい特徴があります。
スレッド数は、コアがこなせる作業の数が増えるイメージです。
頭脳が増えるわけではないので、コアへの負荷は大きくなりがちです。
コア数は性能の底上げ、スレッド数は使い勝手の向上と考えるとわかりやすいと思います。
実際にCPUの性能をチェックしてみよう!
それでは、コア数・スレッド数・クロック数を見ながら、CPUの性能をチェックしてみましょう!
ここで取り上げるのは、僕も今まさに使っている「Ryzen 7 3700X」です。
商品名にも書いてあるスペックを、ここでもう一度まとめます。
- コア数
- 8コア
- スレッド数
- 16スレッド
- クロック数(周波数)
- 3.6GHz
つまりRyzen 7 3700Xは、8つのコアで、16スレッドの作業を、3.6GHzの速度で行うことができます。
他のCPUと比較すればわかりますが、性能・価格のコスパが抜群です。
Ryzenがすごく人気なのは、あなたも聞いたことがあると思います。
その理由こそ、他のCPUよりも優れたスペックであり、価格を抑えたCPUだからです。
CPUの性能がわかれば、いろんな種類のCPUを比較できます。
どのくらいの性能が、どのくらいの価格なのか、なんとなく分かってくると思いますよ。
【まとめ】気になるCPUの性能を比較してみよう!
ここまでの内容で、CPUの性能をチェックする方法はわかってもらえたと思います。
そこでオススメなのが、気になるCPUの性能を比較してみることです。
いくつかピックアップして比較すれば、だいたいの性能・価格のバランスがわかってきます。
それと同時に、どんなCPUであればコスパが良いのか判断できるようになります。
また、あなたにとって必要なCPUの性能もわかってくるでしょう。
たとえば、インターネット・Word・Excelだけ使うPCにはRyzen 7 3700Xはオーバースペックです。
事務用パソコンであれば、もっと価格・性能を落としたCPUを選ぶこともできます。
逆に、動画のエンコード・ゲーム・同時作業を行うときには、素晴らしい性能を発揮します。
僕はゲーム・エンコードなどにPCをバリバリ使っていて、Ryzen 7 3700Xが大活躍しています。
性能・価格・用途別にCPUを選べるのは、実のところ貴重な能力です。
あなたがCPUの性能を判断できれば、わからない人の力になることだってできるでしょう。
パソコンを楽しみながら、人の役に立てる能力を磨いてみませんか?