ゲーミングPCのマザーボードとは?規格・機能の違いや選び方を紹介!

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

ゲーミングPCを構成するなら、マザーボードもしっかり選ぶ必要があります。
では、どんな規格・機能がある製品を選べば良いでしょうか?

ここでは、ゲーミングPCに向けたマザーボードの規格・機能の違いや選び方を紹介します。

この記事を読めば、あなたも自由にマザーボードを選ぶことができます。
まずは、ゲーミングPCに必要な機能に絞り込んでチェックしていきましょう!

マザーボードとは?

マザーボードはパソコンの胴体に当たる部分で、すべてのパーツが繋がっています。

いわば土台部分なので、パソコンの仕様の大枠が決まるパーツです。
例えば、以下のような点はマザーボードごとに決まっています。

  • パソコン本体のサイズ
  • パソコンの拡張性
  • パーツの規格(CPU・メモリなど)
  • 搭載される機能(インターフェース・サウンドなど)
  • マザーボードの耐久性

マザーボードには、たくさんの種類があって、価格もピンからキリまであります。
だからこそ、選ぶときに迷ってしまうかもしれません。

ここでは、ゲーミングPCに特化したマザーボードの規格・機能について紹介します。

【3つのポイント】ゲーミングPC用のマザーボードの選び方

ゲーミングPC用のマザーボードを選ぶとき、最初に覚えておきたいのはこの3つです。

  1. チップセット
  2. フォームファクタ
  3. PCI-Expressスロット

インターフェースや耐久性は、自作に慣れてきてからで大丈夫です。
大事なポイントから順番にチェックしていきましょう!

ここからもっと詳しく説明していきます。

【1】チップセット

チップセットとは、CPUをサポートする機能が集約されたチップのことです。

チップセットの種類によって、使用できるCPUが決まります。
使用できるCPUが決まるので、CPUソケットの形状も決まります。

例えば、僕が使っているマザーボードのチップセットは「X570」です。
AMDの最新チップセットで、AM4というCPUソケットに対応しています。

X570に対して、CPUは「Ryzen 7 3700X」をセットしています。

また、X570とRyzen(Zen2)の組み合わせによって、PCIe 4.0という機能が有効になります。

このように、CPUの規格から使える機能まで決まるのがチップセットです。
あなたの使いたいCPUや機能に合わせて、適切なチップセットを選ぶようにしましょう!

【2】フォームファクタ

フォームファクタとは、マザーボードのサイズのことです。
大きくわけると、代表的な3つの規格があります。

ATX
サイズは大きめ
拡張性が高い
Micro-ATX
サイズは中くらい
拡張性は普通
Mini-ITX
サイズは小さい
拡張性は低い

結論からお伝えすると、ゲーミングPCを構成するならATXがオススメです。
ATXなら幅広いラインナップからグラボを選ぶことができるし、将来的な拡張性もバツグンです。

グラフィックボードは、種類によってはサイズが非常に大きくなります。
Micro-ATXもグラボはセットできますが、サイズによっては組み込むのは難しくなるでしょう。

Mini-ITXは、搭載できるグラボがかなり限られます。
小さいサイズを選ぶことになるので、性能も上げづらくなってしまいます。

省スペースのゲーミングPCを構成するなら、Micro-ATX・Mini-ITXも良い選択肢になります。
ただ、きちんと計画を立てたパーツ構成が必要なので、やや玄人向けです。

フォームファクタによって、PCケースのサイズも決まってきます。
拡張性・デザインも含めて、マザボと合わせて選んでみてはどうでしょうか?

【3】PCI-Expressスロット

PCI-Express(PCIe)スロットは、パーツを増設するためのスロットです。
グラフィックボード・サウンドカード・キャプチャーボードなどを接続できます。

グラフィックボードは、PCI Express x16スロットに接続します。
x16とは、データの転送速度のことです。

グラボのサイズによっては、PCIeスロット2枚分のスペースが必要です。
一部のスロットが使えなくなることもあるので、使えるスロット数は事前に見ておきましょう。

ゲーミング性能にこだわるほど、サウンド強化は興味がわいてくる分野です。
家庭用ゲーム機のライブ配信・録画をするなら、キャプチャーボードも欲しくなってきます。

もし将来的に機能を強化するなら、PCIeスロットの数に余裕をもたせた方が良いでしょう。

【まとめ】3つのポイントを見ながらマザボを選ぼう!

ここまで、マザーボードの選び方を3つのポイントでお伝えしてきました。

  1. チップセット
  2. フォームファクタ
  3. PCI-Expressスロット

最初に覚えておきたいことに絞り込んだので、まずはこの3つを抑えておけばOKです。

【1】チップセット

チップセットは、あなたの使いたいCPUに合わせて選びます。

例えば「Ryzen 7 3700X」は「AM4」というソケットにセットします。
なので、「AM4」に対応したチップセット(X570など)を選びましょう。

【2】フォームファクタ

フォームファクタは、あなたが求めるサイズ・拡張性で選びます。
僕のオススメはATXです。

【3】PCI-Expressスロット

PCI-Expressスロットは、パソコンの拡張性を高めるために必要です。
もし増設したいパーツがあれば、事前にスロットの数をチェックしておきましょう。

こんな感じでマザーボードを絞り込んでいきます。

インターフェース・耐久性について

より細かいところでは、インターフェースや耐久性などに違いがあります。

ただ、インターフェースに関しては拡張カードで増設も可能です。
耐久性に関しても、普通に使う分には問題ない強度は保たれています。

より耐久性が必要なのは、オーバークロックなどギークな使い方をする場合です。
なので、「最重要」というほどではありません。

もし予算が潤沢であれば、高価なマザーボードを買ったほうが性能は高いです。
しかし予算が限られていたり、難しそうに感じたら、まずは3つのポイントからチェックしましょう!

あなたのゲーミングPCにピッタリのマザーボードが見つかりますように!