WordPressのアップロードサイズを変更する方法【エックスサーバー対応】

ヨッチヨッチ

こんにちは。代表のヨッチです。
ミライヨッチにお越しいただき、ありがとうございます。

WordPressでファイルをアップロードするとき、サイズ制限でエラーになったことはありませんか?
実はこれ、レンタルサーバーでファイルサイズの上限が決められているのが原因なんです。

すこし設定を変えるだけで、もっと大きなファイルもアップロードできるようになります。

この記事では、WordPressのアップロードサイズを変更する2つの方法と注意点を紹介しています。
ファイルサイズの制限を解除して、WordPressでできることの幅を広げていきましょう!

WordPressのアップロードサイズを変更する2つの方法

ワードプレスのアップデートサイズを変更する方法は2つあります。

  • レンタルサーバーの管理画面で「php.ini」を編集する
  • .htaccessを編集する(php.iniを編集できない場合)

どちらでもサイズ制限を解除できますが、php.iniのほうが編集しやすいです。
2つの方法について、ここから順番に説明していきますね。

【1】レンタルサーバーの管理画面で「php.ini」を編集する

レンタルサーバーによっては、管理画面からphp.iniを編集できるようになっています。
ここでは、僕も使っている「エックスサーバー」を例として進めていきます。

まずは公式サイトからログインして、サーバーパネルを開きましょう。

エックスサーバー

【エックスサーバー】公式サイトはこちら

右上からサーバーパネルにログインします。
アカウント画面が開いたときは、「サーバー管理」をクリックするとサーバーパネルが開きます。

「サーバー管理」をクリック

下の画面がサーバーパネルです。

サーバーパネル

サーバーパネルを開いたら、画面の下にある「php.ini設定」をクリックしましょう。

php.ini設定

ドメインが複数ある場合は、設定を変更したいドメインを選択します。

設定を変更したいドメインを選択する

php.iniの設定画面が開くので、アップロードに関わる数値を変更します。

php.iniの設定画面が開く

画面の下にある、以下3つの項目を見てみましょう。

アップロードに関わる数値

memory_limit
メモリ使用量の上限
1番大きい
post_max_size
POSTデータの最大サイズ
2番目に大きい
upload_max_filesize
1ファイルあたりの最大アップロードサイズ
3番目の大きさ

エックスサーバーでは、デフォルトで以下の数値が設定されています。

memory_limit
200M
post_max_size
30M
upload_max_filesize
30M

つまり、1つのファイルにつき最大で30MBまでアップロードできます。
30MBを超えると、エラーが発生するというわけです。

ファイルサイズに関係があるのは、「post_max_size」「upload_max_filesize」の2つです。
なので、この2つを条件にあう数値に変更しましょう。

それぞれの数値を変更する

今回は、以下のように設定しました。

memory_limit
200M
post_max_size
120M
upload_max_filesize
100M

これで、1つのファイルにつき最大で100MBまでアップロードできるようになります。
数値を変更したら、「確認画面へ進む」をクリックしましょう。

「確認画面へ進む」をクリック

確認画面で内容をチェックしてから、「変更する」をクリックします。

「変更する」をクリック

これでphp.iniが変更されました!
反映には少しだけタイムラグがあるので、5分ほど待ってからアップロードしてみましょう。

php.iniが変更された

【2】.htaccessを編集する(php.iniを編集できない場合)

レンタルサーバーでphp.iniを編集できない場合は、「.htaccess」を編集する方法もあります。
ただ、「.htaccess」に慣れていない方には、あまりおすすめはしていません。

WordPressのルートディレクトリには、デフォルトで「.htaccess」ファイルが置かれています。

ファイル内には、WordPressで使用するコードがすでに書かれています。
なので、最後の行に以下のコードを追記しましょう。

php_value memory_limit "200M"
php_value post_max_size "120M"
php_value upload_max_filesize "100M"

それぞれの数値の意味は、php.iniと同じです。

memory_limit
メモリ使用量の上限
1番大きい
post_max_size
POSTデータの最大サイズ
2番目に大きい
upload_max_filesize
1ファイルあたりの最大アップロードサイズ
3番目の大きさ

【注意点】マルチサイトを導入しているときのチェック項目

マルチサイトを導入しているときは、ワードプレスの管理画面もチェックが必要です。
レンタルサーバーの設定とあわせて、ワードプレスの設定も確認しておきましょう。

確認するには、管理画面から「参加サイト」→「サイトネットワーク管理」→「設定」を開きます。
開いた画面で下にスクロールして、「アップロードファイルの最大サイズ」を変更しましょう!

KB単位なので、100MBにするなら「100000」KBと入力すればOKです。

【まとめ】できるならphp.iniを編集するのがおすすめ!

ここまで、WordPressのアップロードサイズを変更する方法をお伝えしてきました。

一番おすすめなのは、サーバー管理画面からphp.iniを編集する方法です。

それぞれの数値を変更する

入力する項目がきちんと整理されているので、誤入力を減らすことができます。
数値さえ正しく入力すれば、すぐにサイズ制限を解除できるでしょう!

もし具体的な数値がわからなければ、以下の内容でOKです。

memory_limit
200M
post_max_size
120M
upload_max_filesize
100M

この数値を設定しておけば、1ファイルにつき最大100MBまでアップロード可能です。
よほど大きなファイルでなければ、問題なく対応できるでしょう。

僕もここでお伝えしている方法で、サイズ制限のエラーを解除できました。
なので、ファイルをアップロードできずに困っていたら、いちど試してみてはどうでしょうか?